当院では、「入れ歯は、物を食べるのに必要ではありますが、きちんと発音をするため、笑顔が似合う口元にすること、歯並びの崩壊を防ぐなどの面でも重要な役割を持っている」と考えています。
入れ歯の問題点は、「大きくて気持ち悪い」「出歯が嫌」「針金が嫌」などの審美的・装着感の問題と、「噛むと痛い」「噛み合わせがおかしい」「入れ歯が動く」「話しにくい」などの機能的な問題に大別できます。この2つの問題は、天秤のような関係性を持っていて、どちらかを優先しすぎるともう一方が劣ってきてしまう傾向にあります。この天秤のバランスをいかに中立の位置で調整できるかが入れ歯の安定につながると考えています。
また、わたくし本人も入れ歯を入れており、いろいろな苦痛を経験しております。胸にしまっていることを解放してください。一緒に解決に向けて進みましょう。
入れ歯の安定には「まず口の中の環境を整える」ことが大切なことから、「入れ歯の治療は、虫歯や歯周病の治療が終わってからになります」入れ歯の設計は、多種多様な症例にあわせて自由におこなえます。しかし、保険適応の入れ歯ではその自由度に制限があり、最適な設計というのが困難な場合があります。当院では、いろいろな症例に適応する入れ歯を取り扱っております。いつでもお気軽にご相談下さい。
取り扱っている入れ歯を一部紹介します。
コバルトクロム合金は、強度や熱の伝わりもよく、保険適応の入れ歯より1/3の厚さに薄くできるため違和感少なく快適にお食事ができます。
金属アレルギーの方は使用できなくなります。コバルトは、チョコレート・ココアや紅茶にも含まれていることがあるので注意しましょう。
チタンの三大特徴と言えば、「軽い」「強い」「さびない」があります。入れ歯に用いられる金属で軽さ・強さ・薄さはダントツです。インプラントや人工関節にも利用されています。
入れ歯の金具の複雑な形状に加工するのが難しく、特殊な機械を使用するため費用が高くなってしまいます。
保険適応の入れ歯は、最適な義歯にするための自由な設計に制限があるので様々な問題を抱えます。
しかし、本来入れ歯の設計は多種多様な症例にあわせて自由にできることから、入れ歯の問題点である審美的・装着感の問題と機能的な問題を効率よく改善できるのです。このように症例に応じた自由な設計の利点と最新の材料を融合することで、今までに経験したことがない「快適な・美しい入れ歯」を手にすることが可能となりました。
針金を使用しない入れ歯、審美性(見た目)に特化した入れ歯が誕生しました。これがノンクラスプデンチャーです。入れ歯の針金が見えるという悩みが一気に解決できる最新の入れ歯になります。
針金にかわる樹脂の部分が磨耗によって緩くなることがあります。
また、特殊な樹脂なため壊れてしまうと修理することができません。
入れ歯の素材は「硬い」ものです。強くかみしめると圧迫されて痛みが出ますし、ましてや骨の出っ張りがあると当たって痛いですよね。このピンセットで挟んでいるのが「生体シリコン」という身体に埋め込むチューブに使われるほど親和性の高い材料です。これを加工し、入れ歯の内側全面に使用します。これにより当たりがソフトになり、痛くなく、よく咬める、体に優しく快適な入れ歯となります。
生体シリコン部が劣化していくため、数年ごとにシリコン部のみを貼り替える必要があります。
入れ歯 | 価格 (税込) |
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針金がない入れ歯 (ノンクラスプデンチャー) : 1~2歯の場合 |
¥110,000 |
針金がない入れ歯 (ノンクラスプデンチャー) |
¥110,000~180,000 |
医療費控除とは、ご自身や家族のために医療費を支払った場合に、一定の所得控除を受けることができるものです。自費診療は高価な材料を使用することが多く高額な治療費となる場合があり、「治療目的」である場合には医療費控除の対象にすることが可能です。詳しくは国税庁HP「医療費控除の対象となる医療費」を参照ください。