当院では、治療後に「笑顔」でご帰宅できるように次のようなことにこだわります。
当院では、キッズルームの利点を生かすために診察室と一体化させたファミリールームを完備しています。これで当院にいる時は、常に一緒にいられることができます。さらに完全個室なので大きな声を出してもほかの患者さまへの心配も軽減できますし、お子さまが緊張しているようであれば、いつでも寄り添ってあげてください、手を握って応援してあげてください。お子さまの安心に繋がるばかりでなく、どのような治療をしているのかなど治療の様子をすべて見ていただけます。
むし歯というのは、歯の表面に小さい穴として発見されても、その下の奥の方ではピラミッドの様に末広がりに進行しています。場合によっては神経まで到達してしまうことも・・・困ったことですね。目に見えないむし歯をいかに早期に発見して治療するかが大切になってきます。そこで当院では、むし歯の深さをレーザーで測定する検査器機「ダイアグノデント」を導入しています。この器機は、測定値に応じて初期むし歯(予防や経過観察で様子を見ていけるもの)から、歯を削って治療する必要性があるものまでを目安として知ることができます。小さいお子さまにおいては、レントゲンを撮らずに早期発見、早期治療が実現できます。
**このレーザー光で火傷や痛みが出るなどはありません。
当院では、フルオロアパタイトという強いエナメル質に換えて歯を強くする効果があるフッ素イオンを歯により取り込みやすくする装置「PYO-CURE」を導入しています。フッ素を電気的に分解し「フッ素イオン」にして歯に取り込ませやすくします。この導入法での効果は、フッ素の浸み込む深さは約3倍も深く増加します。
歯の表面に硬くこびりついた歯石や着色を取り除く器機です。超音波を利用した微振動で歯と歯ぐきへの負担を減らす事が可能となり、「歯石をとる時は痛い」というのが抑えられるようになりました。また、この専用ボトルに薬液を入れると歯周ポケット内を直接洗浄することができます。冬になると水も冷たくなるので除石中でも知覚過敏が生じてしまうこともしばしば・・・。しかし、この専用ボトルはお湯を入れることができるため、知覚過敏の誘発を軽減できます。
放射線量を従来の約1/7に抑えた先進のデジタルX線撮影ができ、その画像処理はデジタルならではの正確でスピーディーなものとなります。これにより撮影後すぐに診断が可能となりました。
「むし歯の治療」といえば「痛い」と思っていませんか?それが一つの要因で治療が遠のいてしまっている・・・なんてことも。
でも、よく考えてみてください、むし歯を放置しているといつの間にか進行して、最後には歯を抜くことになるかも・・・それこそ考えただけで痛そうですよね。当院では、歯科治療に抵抗を感じないように次のような取り組みを行っています。
ジェル状の塗り薬で麻酔をする前に歯ぐきに塗ります。一定時間置くと歯茎の表面が麻痺して針をさすときの「チクッ」という痛みを軽減できます。
少し時間がかかってしまいますが、あの痛みから少しでも解放されることで歯医者嫌いや治療から遠ざかることがなくなれば、きっと歯を大切にしていただけて予防が確立されていくと考えています。
麻酔を手動で行う場合、麻酔液が一気に注入されるため「痛み」が生じます。このコンピュータ制御による電動式の注射器を使用することで、注射開始から注入速度が一定速度で緩やかに進むため、痛みが軽減される注射を可能としています。
無痛電動麻酔器を使用することで「痛み」の軽減が可能になることをお伝えしましたが、さらに麻酔をするときの「痛み」を軽減できるのが注射針です!
従来で用いられている針の太さが0.28mmなのに対し、当院では歯科用で一番細い針0.26mmを使用しています。歯ぐきの組織にとってはこの太さの違いで大きく差が出ます。
痛みを感じるのは、物理的なものばかりではありません。歯医者や治療に対して不安や恐怖心が痛みを感じやすくするようです。このことから当院では、患者さんとコミュニケーションをとり、治療方法の工夫により少しでも安心して治療していただけるよう尽力していきます。
最後に、膿んでいる、腫れている部位は炎症が強いため、麻酔が効きにくく無痛治療の効果が得られ難くなっています。歯が痛くなってから歯医者に行くと、その痛みをとるための無痛治療も苦痛になってしまいます。早期発見でむし歯が小さければ、無痛治療の効果も大きく痛みも少なくなります。
医院内の床や機材が汚れていないか、使用した医療器具、紙コップ、エプロンには唾液や血液が付着していないか?といった医院内の衛生管理や環境は気になるところだと思います。当院では、安心でクリーンな院内環境づくり、徹底した衛生管理「クリーン診療」に取り組んでいます。
当院では、クリニック内の水は「中央技研」製のオゾン水による殺菌・除菌システムを取り入れ、より安全な診療体制を整えています。オゾン水とは、強い酸化力を持ったオゾンを溶け込ませた水のことです。オゾン水は使用後分解して元の水と酸素に戻りますが、その際に発生する酸素原子が近くの菌などの物質にくっつき酸化するため、菌や臭気成分を軽減する効果があります。さらに、薬剤での殺菌と違い耐性菌を作らず数十分で酸素と水に戻るため残留しても問題はありません。
当院では、使用した器具の滅菌に使用するだけでなく、器機に入れて滅菌することができない診察室やチェア(診察台)などの院内においても常に清潔を保つように取り組んでいます。
歯を削るときには目に見えない水や粉塵が想像しているよりも飛散しています。当院では、この水や粉塵を患者さまの顔にかからない、吸い込まないようにフリーアーム・アルテオを導入しています。この装置の吸引によりファミリールーム内にいる人達への配慮もできる安心な環境が獲得できます。
使用した器具には、血液や細菌・ウィルスなどが付着しているため、これらの器具には適切な滅菌処理を行う必要があります。当院ではオゾン水洗浄や超音波洗浄機で微細な汚れを除去してから、滅菌パックにて密閉し高圧蒸気滅菌器により滅菌します。滅菌パックの使用により滅菌器から出しても清潔な状態のまま患者さまの治療の直前に封を開け、清潔な器具を使用できるようにしています。